傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】




ヴーヴーと鳴る携帯。




重い瞼をあげ手探りで携帯を探した。




携帯を手にし、画面を見ずに出た。





俺に電話するやつなんて限られてくる。






『あ、ごめん。寝てた?』





「…百合?別に」





珍しい。



俺に、1度も電話なんてかけてこなかったのに。




百合の声に何故かホッとしていた。






『…そっか』







「紅菊、まだ喧嘩してんの?」







『えっ…まあ、仕事だし』





なあ、百合






俺は…お前を守りたい。





「あと2週間」







『…え?』






だからやめろよ







紅菊なんて。





「2週間後にあのBARに行くから、迎えにいくからそれまでまって」