傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】







百「あ、白井百合です。・・宜しくお願いします」





ペコッと会釈すると、






「「かわいいいいい」」





っとまたお世辞が降りかかってきた。





だが、





玲真が鋭い視線を送ったことで一瞬のうちに場がまた凍った。






・・・・玲真さーーん。






その視線やめて…組員の人達が怖がってるよ…。







??「ククククク」





とシーンとした場の中で笑う人一名。






??「玲真、独占欲高すぎ。百合ちゃんに嫌われるよ?」






と言って、チラッとあたしを見た。






玲「・・っるせぇ」







??「ハイハイ。まずさ、この凍った場をなんとかしてくれない?玲真のせいなんだけど」





玲「しらねぇよ」







??「・・ったく。まずさ、席について?乾杯するよ?」







玲「あぁ。」








そう言って、私と玲真は席に着いた。