どこだ。
取り逃したか…?
街中を捜しまわるがどこにもいない。
気配は微かにあるのに。
その時、路地裏から小さな声が聞こえた。
「任務完了、始末をたのむ」
俺は、路地裏に入りそいつの腕をつかんだ。
掴んだ腕はバッと払われた。
「紅菊…だな?」
暗くて相手の顔が見えない。
返事もしない。
何者だ…と思っていたら紅菊の拳が俺の顔の元に来たが当たらず目の前で止まった。
「なぜ避けない…」
百合よりも声は少し低い。
「止めると思ったから。」
素直に言った。
なんだ、さっきからこの胸の高鳴りは。
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