傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】




それから数日間毎日鳩がいるBARに通ったが、毎回百合には会えない。




ただ、鳩と言い合いを繰り返しその度に帰って来るだけ。




もはや、百合に会えないのにBARに行く意味が無い。



しかし、何故か何度も通った。





「お前も懲りねえな、会えないつってんのに」





「あぁ」




「全く、お互いなんなんだよ。俺を使いやがってくそが。」





「何のことだよ」





「明日、○○街の××公園へいけ」





「は?」





「橋渡ししてやるよ。これは借りだ。」




「それを早く言えよ」




「教えるだけ感謝しろ。それに、お前の飲むの本当に生理的無理だから早く終わりにしたいから。それだけだ。」



そう言った鳩。



「お前口悪い癖に良い奴だな。」




フッと笑いワインをグイッとのんだ。




それでも殺し屋かよ。と付け足して。





「確かに、殺し屋としては嬉しくねえ言葉だが…悪くねえな。」




遠くを見ながらワイングラスを回す鳩。