傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】




ーーガラ



大広間に入ると、




・・・凄い人数がテーブルを囲んで座ってる。



あたしは、ポカーンと言うことしかできなかった。







「「「「おおおお」」」」





!?





「超美人っすね!!」






お世辞らしい言葉が飛び交っていた。







隣を見ると、凄い形相をした玲真がいた。





玲「ッチ」






ゾクっ





背筋が凍った。





いや、玲真の舌打ちで此処の場の温度が下がったんだ。






・・・ここからあたし、自己紹介するのかな。



・・きまずい。




すると、玲真が、




玲「・・・百合。自己紹介」






表情とは逆にやわらかい声をだして私に言った。