傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】




七音を見るとふふっと笑っていた。




「思い立ったらすぐいけ。この馬鹿息子が。沢山の人に迷惑をかけおって。始末はお前がなんとかしろよ」




親父の一言になんか、ストンと足が軽くなり心も軽くなった。





「おう。七音、携帯に情報全部送って。あと、終わったら話があるから。」






「ふふ、期待しないで待っとく。」





俺はすぐ真一の車に乗り、送ってくれた情報を元に目的地へと向かった。








「懲りないですね」




真一がルームミラーで俺をチラッと見た。





「すまない」





そう言うと真一はクスッと笑い、




「玲真様らしいご決断だと思います。」





そう言った。








数時間後、目的地へと着いた。





とあるBARだった。







カランカランと入ると中は薄暗く、目を細めた。





「いらっしゃい」