傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】





七音の弱い一面を見たのは初めてで、



やっぱり真一の言う通り、俺は藤井組の時期組長として七音を妻としてそういう人生を歩むべきかもしれない。





男としての決意を固めようと、親父へ組長の受継ぎを行いに行こうとした時…




「待って」




七音に止められた。




「どうした?なにか不安でもあるのか?」





組長となると今よりも命が狙われる可能性が高くなる。





「百合ちゃん、見つけた」





体が疼いた気がした。




「あ、そう。」




俺は適当に返して親父の部屋へ足を進めようとしたが腕を掴まれた。





「ねえ、会いに行くよね?」




「っは、まさか。俺は一」




「嘘、分かるんだから。私なんて気にしないで…。もう私には藤井組のたくさんの組員の人たちや義父さんやお義母さんがいるから寂しくない。もう、泣かない。」




強い目をしていた。