傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】





すると、




??「若。お食事の時間です」






と障子の向こうで喋っている人。






玲「・・ん。今行く。あ、百合の事紹介するから」





え!!





私が慌てていると、玲真はフッと笑って






玲「大丈夫だよ。あいつらはイイヤツばっかだし。」







そう言って、私に手を差し出してきた。





百「・・・??」





差し出された手を見て首をかしげると、






私の手を掴んで手を繋がせた。





百「あ、なるほど…」








玲「・・いくぞ」





百「うん」






そう言って、部屋を出るとニヤニヤしながら見てくる男の人。







さっき私を悪者扱いした人。







それを玲真は無視して歩き出した。