傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】





あたしは、黙って玲真の後をついて行った。






ある部屋にあたしと玲真は入った。





百「・・此処は?」






玲「俺の部屋」




・・・広!!!




百「・・・こんなに広いんだ」






確かに、敷地が広かったら全ての部屋が広くなるか…。







玲「・・別にひろかねーよ。」





百「そうかな?」




玲「おう。」





いや、やっぱり私の部屋より広い。




玲「・・・お前、本当に家帰らなくてもいいのか?」




百「・・帰らない。一生」





玲「なら、此処に住むか?」




え??此処に?




玲「下のヤツは意外と良い奴ばっかだし。タメも居るだろ。」




百「いや、でも…。」







さすがに、人の家に住まわせてもらうなんて図々しいことは出来ないよ…。