傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】








屋敷の中に入ると、






「「「「お疲れ様です!!若!!」」」」






・・若?







玲「ん」




玄関から廊下へ何十人の人達がずらーっと並んでいて、玲真に皆が挨拶をした。





驚いて、玲真の後ろに隠れていると皆私を見て驚いた表情をした。






そんなに見ないで…。





??「・・誰ですか。この女」





??「・・女!?」







「「「「女ぁぁぁぁ!?!?!?!」」」」






キーーーーーン






・・女の人ってそんなに珍しいの?




女の人禁制だったり??






??「なな・・・ななんで?!若!!この女から離れてください!!」





噛み噛みながらも話す男の人。






玲「・・コイツは、悪い奴じゃねぇ。俺のだ。てぇだすなよ?」






声を低くして睨んで言う玲真は、・・・一言で言えば鬼。








「「「は・・はい!!」」」







玲「・・・百合。来い。」






さっきとは違う声の高さであたしを呼んだ。











この差はなんなんだろう。