傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】





意識不明の重体の玲真・永太が入院しているがため、無傷の俺は3人分働かなくてはならない。




まず俺は屋敷に戻り、玲真の代理兼永太がやれない仕事をこなしながら、毎日ICUに入った玲真の様態を確認する忙しい日々を送っていた。






そうするとやっぱり見張り当番はいるとしても百合ちゃんが病室に1人になるわけで…。




俺の携帯に一本の電話が鳴った。








〝百合さんがいない〟





という電話だった。






なんで?






見張りは?





どうやって?






何も音がしなく、心配して部屋に入ると窓が開いたままもぬけの殻だったという。






ただ、手紙があったという。








玲真と康介にという謝罪文だという。










玲真には分からなくもないが何故康介?と思いながら忙しい手を止め、一旦病院へ行った。