傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】




なんとか行きつけの病院に皆運んだが、やっと全員運び終わる最後の救急車を見届けた後に連絡入った。









〝若が柏木組の若にやられた。重症で運ばれた〟






という内容。







今地方の病院に運ばれたが、意識不明の重体で治療は難しいそう。






だからこっちの百合ちゃん達がいる病院に運ばれるらしい。





やばい、そう思って電話が終わったのと同時にすぐ組長に電話をした。







流「すみません、若がやられました。意識不明の重体で地方の病院からこちらへ運ばれてくるそうです。」






電話の向こうは、静かだった。






誠『分かった。すぐ行く。』





いつもより少し動揺しているような口調だった。





そして、百合ちゃんや組員がいる病院へと運ばれた玲真。






姿を見た時…既に酸素マスクをされていて顔を見るまもなく病院の手術室へと運ばれていった。







そして今まで回っていた歯車が、トップ・その秘書がいないことでだんだんと回らなくなっていく。