傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】


流星side




俺が屋敷に永太と行った時には驚いた。





立っている奴がいなかったからだ。





俺らは世界的レベルの能力を持っているはず。






組員だってそこそこじゃなくしっかり選別された…厳しい審査を通過した奴らしか残らない…つまり、そこら辺の組員らより断然強い。






なのに、こんなに?






それも短時間で?






どんな強い犬猿の仲の柏木組だってやわにやられるほど弱かない。それも短時間で。







裏があると思った。







俺は、永太と柏木鷹の視界から外れ、裏から組長と副組長を連れ出し、安全な場所へと誘導した。







まだ、柏木鷹が足を踏み入れてなかったため二人とも無事だった。





俺が永太の元へ戻るとすべての謎が解けた。






俺の目の前には、柏木鷹とあの有名な殺し屋…鳩がいたから。






そいつらの足元には頭から血を流した永太の姿が…。