良かった、と気の抜けた表情になっていつもの楓芽に戻った。 道路側を歩きながら差し出された手を私はぎゅうと握りしめた。 花火とかお祭りとか、いろいろなところ遊びに行きたいな。 私はこの夏起こるであろうトキメキを楽しみにしている。