月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



『そうだね。……どういった点にしろ、自分たちと違うもの、劣っていると思っても、

まあ優れていると思っても、そういうものがあるヤツは妬まれる』



『そして、排除しようとするの』
 



俯いた苺花が続ける。




『自分たちと同じ位じゃないと嫌なのかな……あたしはもそういうの、あるよ。

ぼんやりとしか言葉に出来ないけど……。

だから女の子は自分を周囲と同じ位置に立たせようとする。

優れているところがあったら、それを劣っているようにおどけて、劣っているところがあったら、それは周りを安心させる材料にする。


ごめんなさい、涼音』
 



苺花は床に額をつけて、謝った。