『本当のことだから。それがどうして涼音を無視することになるんだ?』 拳を握って肯定されて、涼音は熱くなる頬の色を見られないように額に指先を置き、顔を隠した。 『自分一人で行動を決められて、一人で行動出来て、凛としていて、迷いがなくて、真っ直ぐで―― とても、カッコいいの。 ……それが、はじまりだよ』 『………』 今度は、麗音は茶化さなかった。 無言に押されて苺花は続ける。