涼音は知らない。 知らないうちに独りになっていた。 女子の中で、妬みや嫉みが連鎖していたのだけはわかっていたけれど……。 苺花は膝の上で両の拳を握った。 『涼音は、カッコいいの』 『は?』 いきなりの言葉に意味がわからず間抜けな返事をした涼音に、麗音が肯く。 『当然だ。涼音はすげえカッコいいっ』 『麗音、力説しないで。妙に恥ずかしい』