月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「えっ」



「苺花から聞いた。あいつも出来ない真似するよなー」
 



その言葉に、涼音の背中を氷塊(ひょうかい)が滑った。




「え……何を? 何を聞いた」
 



涼音の声が強張る。



苺花が話したのか?




「涼音が今、部活やクラスでハブられてるって」



「え……」



「昨日、苺花から電話来で聞いた。

ついでに今日、二人がここに来るって言うから俺も来たんだよ?」