月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「バスケ。引退までは部活一本だろうな」



「いっとは部活一本じゃなくていいの?」
 



書架に来ると、話していても大声でなければそう問題はない。



一叶が本を探している隣で、涼音は何とはなしに本棚を眺める。




「やっぱり大学で勉強したいから、今から学部を絞らないと」



「犯罪学?」
 



一叶は小学生の頃からその手の話題を読みふけっていた。