+++ 「お前ら野郎をナンパでもしてたの?」 「んなわけあるかっ。フラフラしてたから助けただけだっ」 一叶の隣に涼音、その隣に苺花が座る。 開館して早い時間なので座席はまだ空きがあった。 涼音が小さな大声で反論すると、一叶はふーん? と唸った。 そして「まあ見てたけど」と続ける。 「知り合いの人だったとか?」 「全く知らないが。……道の真ん中で座り込んじゃったんだよ。 目の前で見てたら放っておけないだろ?」