「あ、そっか。何かお礼しますとか気にしてたもんね。あの人がいい人だよ」 「ああ。……それと、タスクみたいなことは繰り返したくないし、」 「………」 「何より今、私たちが危ない。主に命あたりが」 「……へ?」 「あれだ」 涼音が顎で示して見せた先にいたのは―― 「……いっと?」 自習机の一席で、いつものにこにこ顔で涼音と苺花を迎えた一叶(いちと)だった。