生まれつき、というものなのだろう。 青年にはどうしようもないもの。 でもどうにかしようと、頑張って歩いている。 ――麗音も。 「……ありがとう。ちゃんと、お礼させてください」 「えっ、別にいいですよ。私らもここの勉強していくつもりだったんで、ついでです」 「でも……」 「このくらいでお礼するって律儀過ぎですよ。 むしろ、ちゃんと休んで倒れないでいてくれた方が嬉しいですから」