「というかそもそも、そんな体調悪い中出歩いて大丈夫なんですか?」 涼音は不安を覚える。 道を歩くこともままならないのに。 青年は微かに首を傾げた。 「僕、いつもこうなんです。昔っから身体弱くて、迷惑かけてばかりで。 今日はここに来る用事があったから――連れて来てくれて、むしろ助かりました。 ありがとう」 律儀に深々と頭を下げられた。 「そうなんですか。……頑張ってるんですね」