「……申し訳ない……」 「いや、気にしなくていいですから気をしっかり持ってください」 机に突っ伏す青年を、一つ離れた椅子に座る涼音が励ます。 青年は、ほとんど図書館の目の前で眩暈を起こしたので、 図書館に入ってすぐの休憩スペースに連れて来た。 本来は目的外のことだからいけないことだと思うが、 公園やカフェなんかよりも一番近いところがそこだったから許してほしい。 緊急事態だ。