月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



『……!』



「……っっ!」



「…泣くくらい感動してくれるなんて嬉しいけど少し落ち着け」
 



涼音の肩に抱き着いて腕に顔を埋める麗音は少し面白い。




「えっ? 友達? なの?」



「友達、だよ」



「!!!」
 



叔母の執拗な問いかけに、涼音はわざと『友達』を強調して言ってみた。



麗音が涙ぼろぼろな顔をあげて涼音を見る。




(……いっそ可愛いんだが)





「涼音が彼氏と来たってほんと⁉」