月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「ちょ、ばあさままで! 違うからっ! 友達だっ!」



「りりりり、涼音、俺は何と挨拶すれば――」
「お前もどもるな! 私に任せろ!」
 



……きゃあきゃあ騒ぐ母と叔母に、何ごとかと更に後ろから出て来た祖母。



麗音は麗音で、友達関係の話になると挙動不審だ。
 



全員落ち着けと、男前発言をする涼音だった。





「麗音は友達だ。ちょっと迷ってしまったところを助けてもらった。

なので彼氏とかではなくむしろ恩人だ。

というわけでじいさまには誰も言わない方がいい!」