「いや、莉々さん、結婚してないんだろ? それで、名前も似てるし……って」 言い難そうな麗音の危惧は、涼音は抱いたことのないものだった。 麗音と涼音が、きょうだい。 「まさかな話だけど、兄貴に可能性の話されて……俺、何か涼音ときょうだいって……いやだったから……」 「………」 涼音が返事をしないでいると、麗音ははっと涼音を見た。