「兄貴……あの人、年上、だよな?」 「そういうのは僕、気にしないよ」 「うん、でも……涼音」 図書館を見たまま固まった涼音の背中を軽く叩いて意識を覚醒させる。 目で問いかける。 『言った方がいいのか?』と。 「あ、もしかして知ってる人?」 二人は一度顔を見合わせた。……うん。