月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「「えっ?」」
 



兄弟の声が揃った。



それから麗音は空緒を凝視し、空緒は真っ赤な顔を隠すようにテーブルを見た。




「……いる。んだけど……どうしたらいいのかわからなくて……」



「学校の人とかですか?」
 


首を横に振り、空緒は窓ガラスの向こうを見た。



正面は、さっきまでいた図書館だ。
 


涼音と麗音も、つられて視線をそちらへやる。