幼いために始まりはわからないけれど。 麗音は優しさを、空緒は笑顔を、お互いにもらって、だからこうしていられたんだ。 「空緒さん、彼女いるんですか?」 「いや? いないけど……どうして?」 涼音の質問の意図がわからず、空緒は小首を傾げる。 「手っ取り早い方法で、空緒さんが結婚しちゃえばいいんじゃないか――て」 (あ、) 思いついたことに一瞬息を詰まらせたが、涼音はすぐに回復する。