月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



麗音の答え。
 



一度揺らいでも、涙水に芯までは侵されなかった。
 


麗音の瞳。



空緒が見る麗音の瞳は、いつも儚げな光がある。



けれど、涼音の話をするとき、涼音の隣に座る今あるのは、安心の色。



落ち着いて、安らいでいる色だ。





「……じゃあ、僕がもう少し頑張るかな」
 



弟を見ていた空緒は、机の上で指を組んだ。