麗音の答え。 一度揺らいでも、涙水に芯までは侵されなかった。 麗音の瞳。 空緒が見る麗音の瞳は、いつも儚げな光がある。 けれど、涼音の話をするとき、涼音の隣に座る今あるのは、安心の色。 落ち着いて、安らいでいる色だ。 「……じゃあ、僕がもう少し頑張るかな」 弟を見ていた空緒は、机の上で指を組んだ。