月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「麗音……」
 


息をあがらせた麗音が、空緒を睨みつけている。



「お前、どうして……」



「春野から連絡あった。涼音が兄貴と一緒にいるって。

春野は兄貴だって知らないみただったけど――

――兄貴、涼音に何しようとしたんだよ」



「………」
 



摑みかからんばかりの勢いの麗音の腕を涼音が引いた。