月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「ここで言うなら、『他人の家に首を突っ込むな』が妥当なところかな……。

そう言ったら退いてくれますか?」



「まさか。麗音は他人じゃない」
 



言い切る涼音に、空緒は深く息を吐いた。




「そうですよね……。麗音があんなに喜ぶほど、麗音を大事にしてくれるあなたですからね……」
 



嬉しいことです、と自分に言い聞かせるように呟く。




「空緒さんの、言いたかったことを訊いても?」