月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



たった一言ほめただけなのに、空緒はすごく嬉しそうに麗音のことを話す。



その様子は、遊園地の麗音と重なる。




「麗音もあなたのこと、とてもいい人で大すきだって言ってましたよ」
 



麗音がそう思っていること、空緒には知っておいてほしかった。




「あ、あははは。いや、ちょっと変ですよね、兄弟でこんな」
 



ブラコンみたいですよね、と自嘲する空緒に、涼音は首を横に振った。