「はい。麗音が珍しく僕の部屋に来て、すごく嬉しそうに言うんです。 『友達が出来たんだ。すごくいいヤツで、カッコいいヤツだ』って。 ……あんなに笑顔いっぱいの麗音、初めて見たかもしれない……」 そういう空緒も、嬉しそうに瞳を細める。 この二人は、仲のいい兄弟だ。 「そのとき麗音、『カッコいい』とか言ってたんで、てっきり男子の友達が出来たんだと思ったんです。 リオって名前の音は、男女両方使えるでしょう?」 「そうですね。……名前だけだと、男子に間違われたりしますよ」