月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



一喝したが、麗音はへらっとしている。



景周は「こんなとこって言うか……」と柔らかく傷ついて斜め下を見ていた。




「波間は、景周さんに習っていたんだろ?」



「そうだけど――」
 


涼音は反論しようとするが、麗音が隙を与えない。



「それでも、涼音よりは短いんだよな? さっき六年って言ってた」



「そりゃ私は生まれた時からだから……」



「だったら、涼音の前に勝つ」



「「は?」」