月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



誤魔化しに、わざとらしく咳払いをしてみる。




「して、この呆け者は今更何しに来たんだ」



「………」
 


正座してふんぞり返る景周と、正座して縮こまる多透。




「今更ながら謝りに来たんじゃない?」
 


多透が委縮し過ぎて話も出来なさそうなので、涼音が助け船を出してやる。



この勢いで謝っちまえ、と。