「お前、じいさまにうちに出入り禁止されたじゃないか」 「……だから景周師匠には内緒で」 多透は苦笑して肩をすくめた。 「私に用事?」 「うん。……話したいことあって」 「そっか。じゃ上おいでよ」 「……お邪魔します」 ぺこりと頭を下げ、靴を脱ぎ始めた。 ……びくびくしている。 「今、じいさま出かけてるから心配しなくても大丈夫だよ」