月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



考え込んでいたところに、階下の莉々から呼ばれた。



涼音はノートを閉じ、階段を降りる。




「何―? ……タスク?」
 


玄関にいたのは、多透だった。
 


莉々が多透の訪問に応答したようで、涼音を振り返った。




「久しぶりじゃない、多透くん来るの」
 



涼音は急いで残りの階段を降りた。