麗音自身、中学を出たら家を出ることを決めていたと言ったが、現在その選択肢は揺らいでいる。 麗音自ら望んで家を捨てる決意。 麗音がいらなくなるのではなく、麗音にとって家がいらなくなる。 (空緒お兄さんが、あの日に麗音に変なこと言わなきゃよかったんだけど……) 出逢った日の出来事が、それまでの麗音の未来を揺らがせた。 (でも、麗音が言われていなかったら麗音とも知り合ってない) そして涼音は、助かってもいない。