「いっと、タスクが何かやりそうだったら……」
「連絡するよ。でも、あいつも景周師匠の指導を受けたから、暴力的な真似はしないよ。
な、麗音。涼音は武道の意味でも強いけど、誰も殴らないだろ?」
「あ、そう言えば」
何度か柔道の稽古をつけてもらっているうちに、景周が涼音を相手に呼ぶこともあった。
めっちゃ強かった。
涼音より背の高く体格のいい麗音が軽く投げ飛ばされるのだ。
最初に投げられたときは天井を見上げて目をパチパチさせてしまった。
起こったことが理解出来なかった。
何が起こったのかではなく、涼音に投げられたことが理解出来なかった。



