月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「わ、若月麗音。です」



「あー……お前なー」
 


またほわほわしてきた。



涼音は額を押さえ唸った。



いい加減慣れろ、と思うが、まだ言わない。



こういうのは慣れではないだろう。




「水辺一叶(みずのべ いちと)。中土中の剣道部で、涼音の小学校仲間だ。