月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「タスクもバスケ部だから。タスク、その麗音だよ。友達になったんだ」



「初めまして。えと――多透?」
 


多透が固まった。


硬直している。




「タスクー、どこ行ったー」
 


猫でも探すみたいな、こちらも聞き覚えのある声に涼音が振り返ると、

一叶が小走りでキョロキョロしていた。



「いっとー! タスクこっちだよー!」