電車の中で明るく色々と話したが、麗音は自分の核になる話をすることを決めているようで、どこか空気が堅かった。




乗り物で遊ぶ前に、少しでもその空気が和らげたらと、涼音は施設内のカフェに連れて行った。
 




涼音がアイスティー、麗音がコーヒーを頼んで、少し話した頃に、麗音はそう切り出した。





「お兄さん?」