「……そん時、俺の話も聞いてくれるか? 少し面倒な話だけど……」 「わかった。聞くよ」 涼音は迷わず返していた。 それは山の中での涼音の話のように、麗音が現実逃避してきた理由なのかもしれない。 (聞くよ。ちゃんと) 違えない。 それは絶対に。 「じゃあなー」