「涼音の男の子の友達なんて久しぶりねえ。 小学校の頃は、一叶くんと多透くんはよく来てたけど、多透くん出入り禁止になっちゃったからねえ」 涼音の母、莉々は嬉しそうだ。 畳の居間に入ると、テーブルに料理が並べられていた。 この前麗音は、一つの机にたくさんのお皿があっただけで感動してしまった。 今日も若干感動している。 このままではまた、涼音に「落ち着け」と言われてしまうだろう。 麗音は、前回来た時に涼音の『友達』として莉々と梨麻と仲良くなっていた。