月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「よし。いい子だな、鈴斗は」



「うんっ。ままー、りおちゃが友だちつれて来たよーっ」
 



鈴斗を納得させた涼音は、一試合こなした感をにじませ麗音を振り返る。




「落ち着け」
 



第一声はやっぱりそれだった。




麗音が口半開きでほわほわしていた。




苦笑して、家の中へ促す。




「ほら、入って。よかったら鈴斗と遊んでやってよ」



「うんっ」
 



無邪気に笑って、麗音は大きく首を縦に振った。