涼音に呼ばれて鈴斗がたたっと駆け寄る。 いつもだったらそのままの勢いで涼音に抱っこされるのだが、今日は違った。 腕を広げて待っていた涼音が肩透かしを食らう。 直前で鈴斗が足を停めたのだ。 「鈴斗?」 「そいつ、りおちゃのおとこ?」 りおちゃのおとこ? 涼音は顔面に文字を書くほどにびっくりした。 逢う人会う人、彼氏かと訊かれてきたがまさか三才の従弟にもそんな言われ方をするとは……。 (つーか梨麻ちゃん、息子にどんな話し方教えてんだ!)