「涼音すげー早とちり。そんで自分で行動しちゃうのかよー」 「もっ、もういいでしょ! 誤解なら解いたらそっとしておいてよー!」 「無理―っ。やっぱ涼音楽し過ぎるーっ」 「もがーっ!」 玄関先でわいわいさわぐ孫とその友達を見て、景周はそっと嬉しそうな顔をした。 「楽しそうですねえ」 「ん」 いつの間にか隣に立って、同じように孫たちを見る女房を見て景周は柔らかくなった顔を引き締める。