「……うん。麗音、私の望みを遂げてはくれんか?」 「はい?」 「君が武道を習っていないのは家庭の事情だろう? ああ、深いことは突っ込まないから安心なさい。 だが君は、涼音のよき相棒のようだ。 たまにここに来て、私の相手をしてくれんかね?」 「え……」 (それって――) 「お、俺は景周さん公認の涼音の友達ってことですか⁉」 思わず裏返るほどの歓喜と驚きに満ちた声で聞き返した。 勢いで景周に詰め寄った。